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183系・189系(JR東日本所属編成) - グリーン車 ![]()
かつてJR東日本の房総特急や「あずさ」「かいじ」、その他臨時列車などで幅広く使用されていたのがこの183系です。1972年のデビュー以来、首都圏では各種特急列車に使用されたほか、晩年は波動用として臨時快速列車や団体列車にも使用されました。
大昔(2001年頃)に撮影した写真が出てきたので公開してみます。こちら、新宿から甲府を結ぶ「かいじ」運用時の写真。現在はE257系に代替されています(2004年6月撮影)。このカラーの車両は本業だった「あずさ」「かいじ」からはとっくに引退しましたが、2014年頭まで団体列車用としてしぶとく残存していました。
先頭部を横から一枚。「あずさ」「かいじ」として使用されていた頃は、側面に「azusa」のロゴが入っていました。
行先表示の様子。そういえば「L特急」のマークもJR東日本からは全滅してしまいましたねぇ。 グリーン車1(2008年撮影) ![]()
183・189系は運用された時期が長かったため必要に応じてさまざまな改造を受けていましたが、それゆえに座席や内装の複雑さはもはや全国レベルであるように感じます。写真は主に189系で見られたグリーン車の様子です。元々「あさま」として使用されていましたが、1997年の長野新幹線開業後は、一部が「あずさ」「かいじ」などへ転用されました。晩年は主に「中央ライナー」を中心に息を吐いている程度でしたが、時折、臨時「あずさ」や「ムーンライト信州」にも使われたりしていました。
2人がけ席の様子です。インアームテーブル、読書灯、背面テーブル、オーディオ、フットレストと設備そのものは他でもよく見られますが、とにかく座席の広さが他のグリーン車と比較して群を抜くものでした。
座席背面の様子。
座席にはオーディオ装置もついていましたが、撮影した段階ではすでに使用されていませんでした。
車内は座席部分が一段高くなる「ハイデッカー構造」を採用しています。このハイデッカー構造はかつて183系や485系などの更新工事を施された車両ではよく見かけましたが、最近のJR東日本の車両ではめっきり見かけなくなった気がします。
各座席の荷物棚部分には座席番号が掲示されていますが、よく見るとこの部分にボタンが。このボタンは車内販売を呼び出すためのボタンで、これを押すと車内販売が座席まで来てくれたようです。撮影した2008年時点で表記が黒くマジックで隠されており、具体的にいつまで使用されていたのかは不明ですが、こういったサービスもなかなか見られない感じがします、というより、とにかくゴージャスさを追い求めていたバブル時代のサービスのようなものを感じずにはいられません。 グリーン車2(2007年撮影) ![]() またしてもグリーン車ですが、こちらは主に183系「あずさ」「かいじ」などで使用されたグリーン車の一例です。パッと見では上の「グリーン車1」と大差ありませんが、照明がルーバーで覆われたものになっていたり、デッキと客室の仕切り扉の色が違うなどの差異があります。
で、こちらが「かいじ」運用時に撮影した車内の様子(この写真のみ2001年撮影)です。基本的に「あずさ」「かいじ」を退いた後もあまり変わらないまま使用されていましたが、退役前は車内とデッキの仕切り扉にLED表示装置が設けられており、次駅案内表示などが行われていました。
座席の様子。座席の構造そのものは「グリーン車1」と大差ありませんが、こちらはフットレストが座席に装着されており、またリクライニングも「グリーン車1」のレバー式に対して、こちらはボタン式でした。
1人がけの様子。1座席あたりの占有面積は現在のE257系などとは比べ物にならない大きさでした。
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その他 ![]() 一部デッキには公衆電話がありました。この「電話マーク」もどこかノスタルジックな雰囲気を感じます。 |
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