251系「スーパービュー踊り子」 - グリーン車 / グリーン個室・サロン / 普通車・プレイルーム・その他


首都圏と伊豆方面を結ぶ特急の、いわば“フラッグシップ”として1990年にJR東日本が送り出したのが、この251系「スーパービュー踊り子」です。登場から一貫して高い人気に支えられ、2010年代になっても、伊豆方面への観光パンフレットの表紙を飾り続けてきました。車体の半分以上を占める大きな窓と、スマートな先頭部は鉄道ファンだけでなく、一般人にも強烈な印象のようですね。今でもホームに停まるとそれなりに注目を集めている気がします。
そんな251系ですが、直接の後継となるE261系「サフィール踊り子」のデビューと入れ替わりに、2020年3月改正で引退しました。私のような平成初期に生まれた人間からすると、251系もまだまだ「新しい」部類なのですが(苦笑)、気づけば2020年で“30年選手”。車内に足を踏み入れると、デビューした時代柄からでしょうか、現代では考えられないバブリーな設備と、長い時間を経てきた独特の趣きがありました。さっそく見ていくことにしましょう。