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383系 ワイドビュー「しなの」 - グリーン車 ![]()
長野〜名古屋・大阪を結んでいる「しなの」の運用を一手に引き受けているのがこの383系です。登場から何だかんだで20年近くになりますが、細部の更新工事などを経て現在も「しなの」で日々活躍しています。「しなの」のほか、間合いで名古屋近辺のホームライナーなどにも使われているそうです。
で、こちらがもう一つの例。こちらは通称「貫通型」と呼ばれており、見ての通り併結時に使う貫通扉が設けられているのが特徴です。名古屋方面の先頭車は必ずこの“顔”であるほか、長野寄りも時折これなので、383系としてはこちらの先頭車の方がメジャーのようです。 グリーン車 ![]() というわけでグリーン車の様子。こちらは非貫通型の車内で、車内は大型のリクライニングシートが2+2配置で並んでいます。この車両がデビューした1996年頃は、全体的にグリーン車の座席配置が2+1から2+2にシフトしつつあった時代だったような気がします。
実はあまり見られない貫通型グリーン車(クロ383系100番台)に乗ることができたのでこちらも一枚。写真奥、運転席周りの作りが上の非貫通型とやや異なりますが、それ以外は大きな差はなさそうです。
車内を反対から見渡すとこんな感じです。背もたれはかなり高いものが使われており、視覚上はあまり前の人を意識しないで過ごせるようになっています。
というわけで座席の様子です。座席の大きさこそグリーンサイズですが、実際そこまで大きな差を感じるほどでもない横幅と、グリーン車にしてはお世辞にも重厚とはいえないセンターアームレストもあいまって、実際の座った感覚はそこまで「グリーン車に乗っている」というステータスを感じられるほどのものではありません。
車端部の様子。こちらは背面テーブルの代わりに、各座席ごとに独立した引出式のテーブルが備わります。テーブルの下の支柱を動かして展開・収納するタイプです。
ヘッドレスト上には見ての通り手すりが備わります。車内を立って歩く際の手かけの役割を果たしているものと思われますが、通路からはやや遠く、そうでなくても座っている人の頭上に手が行く形になるので使い勝手はあまりいいものではないように思います。この場所に手すりを設けているのは、全国的に見てもかなり珍しいのではないでしょうか。 車内設備 ![]() 天井の様子。照明は蛍光灯式のものと電球色のものが交互に並ぶタイプです。
通路の様子。座席の回転は足元のペダルを回転する方式です。また、一応カーペットも敷かれていますが、なにぶん薄いためか、車内の“足音”はそこまで防音できていないように思います。
荷物棚下には読書灯が備わります。
車内とデッキの仕切りドアの様子。ドア上にはLEDによる案内表示がありますが、これは373系などと同じデザインです。仕切りドアの脇には狭いながらも荷物置き場が備わります。
その荷物置き場のアップ。特に荷物を固定する機具やポールがあるわけではないので、特に383系の振り子機構が本領を発揮する山岳区間においては、荷物がごろごろ動き回らないか心配です(笑)。
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展望席(グリーン車最前列) ![]()
非貫通型グリーン車の運転席後ろは、見ての通り運転席が見渡せるように大きな窓が貼られており、ちょっとした「パノラマ席」になっています。もっとも、グリーン席の背もたれがかなり高いので、前面展望を楽しめるのは最前列だけになりそうですが…(笑)。 |
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