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485系「糸魚川快速」 - グリーン車 編 ![]()
新潟地区に行くと必ずと言っていいほど目にしたのが485系です。2010年代に入ってからも、何だかんだで新潟発着の特急「北越」「いなほ」は485系の独壇場という日々が続いており、E653系の導入が進んでも根強い勢力を維持続けてきました。
車体側面の様子。窓枠が黒く塗られているのは、少しでも現代チックな雰囲気にしようとした結果でしょうか(笑)。車体がきれいなため、一見では485系らしさをあまり感じないものの、フォルムだけを見れば、そこには昔ながらの485系の車体を見ることができます。 1号車 グリーン車 ![]()
では車内に入っていきます。1号車(糸魚川寄り先頭)の半室はグリーン席となっており、糸魚川快速ではグリーン車自由席として運用されています。快速列車ではありながら、グリーン車に限り布製のしっかりとしたカバーがかけられていました。雰囲気だけなら、往時の「北越」を思い起こす485系の旅が楽しめそうです。
車内を反対から見たところ。リニューアルに伴って照明器具は交換され、またエアコンもルーバーがかけられて古めかしい昔ながらのそれをうまく隠しています(笑)。このように、パッと見では485系らしさをほとんど感じない仕様ですが、乗務員室との仕切扉は昔ながらのまま。こういった、ちょっとアンバランスなポイントがチラホラ見られるのもリニューアル車らしいところと言えそうです。
では座席に移ります。座席そのものは>>255系のグリーン車に近いカラーを感じますが、細かいところがちょこちょこと異なるのが面白いところです。付帯設備はシートバックテーブル、足置き程度となっており、設備面ではやや小ざっぱりしている感は否めない気がします。
運転席寄りの区画。運転席との間には妙な空間があり、ご覧のように衝立が設けられています。
ヒーターとフットレストをアップで。木目調や新しい壁材など、485系らしさを極力隠すようなリニューアル工事が施されている中で、ヒーターだけは無骨な無塗装を最後まで維持していました。 運転台直後の荷物スペース ![]() 運転台部分と座席の間には妙な空間が設けられており、実質的な荷物置き場として使用されています。グリーン車を半室だけ設置するにあたり、余ってしまったスペースを有効活用したものと思われます。
で、その荷物スペースのアップ。
運転台への仕切扉には見ての通り、運転室である旨のプレートと、乗務員用のカギ穴が設けられています。数々のリニューアルが施されている中で、この部分だけデビュー当時から大差ない雰囲気なのが面白いです。 普通車との境目 ![]()
糸魚川寄りの1号車は半室がグリーン席、もう半室は普通席となっているわけですが、その境目を外から見るとこんな感じです。見ての通り、窓の途中でありながら堂々と仕切が建てられているのがお分かりいただけると思います(笑)。
一方、車内の側から見るとこんな感じです。仕切ギリギリまで窓がある(というか、元から一枚窓なので当然といえばそれまでですが)光景も、他の車両ではなかなか見られないのではないでしょうか。
普通車に面した壁際のグリーン席はこんな感じ。カーテンは仕切部分の窓にもしっかり設けられていますが、この区画に座った利用者がカーテンを閉めようと思うと、実質2箇所を閉める必要があり、利用者サイドから見ると正直面倒になってしまう仕様でした。 車内設備 ![]()
天井を見上げます。空調部分にはリニューアルに伴ってルーバーが掛けられ、かつての古めかしい照明は完全に交換されています。
荷物棚の様子。このアングルだと、荷物棚のフチの部分が照明と完全に同化してしまっていますが、棚中央部分は金属製のポールが設けられており、視覚上のアクセントになっています。
コートかけは窓間に設らえてあります。もっとも、どうしてもカーテンの陰になってしまうので、パッと見ではかなり分かりにくいですが…(苦笑)。
通路の様子。通路にはカーペットが敷かれています。もともと正方形のカーペットを敷き詰めたものなのかは知りませんが、経年による擦れからか、正方形のヘリ部分に汚れが浮き上がってしまっていますねぇ。 普通車との仕切扉 ![]()
普通席とグリーン席区画の仕切りの様子。仕切扉の黒い部分は一見窓にも見えますが、実際は単なる黒いプレートがはめ込まれているだけになっています。
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![]() その表示部分のアップ。「北越」「いなほ」時代は、列車名、次駅などの案内が表示されていましたが、糸魚川快速になってからは使用されていませんでした。なお、30分おきに「ただいまの時刻 〇時〇分」というような時刻表示がなされています。糸魚川で声をかけてきてくださった乗務員の方によると、この時刻表示は特に設定をしなくても勝手に表示されるようです(笑)。
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