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HOME > 鉄道・バス車内写真 > 特急・急行 > 651系「スーパー・フレッシュひたち」

651系「スーパー・フレッシュひたち」 - グリーン車

「タキシードボディ」などともてはやされながら1989年にデビューして以降、常磐線全線を日々走り抜けたのがこの651系です。元々は「スーパーひたち」専属で使用されていましたが、あとに「フレッシュひたち」にも使用されるようになりました。
基本的に常磐線一筋で活躍したのち、2013年3月に住みなれた常磐線からはいったん引退しました。しかし、同年10月から突如1往復の「フレッシュひたち」のみながら復活し、2015年3月まで運行されていました。当ページでは、数少ないオリジナルのままだった651系を紹介しましょう。
さて、写真は早朝の水戸駅に停車する651系です。かつては先頭部分のLEDヘッドマークで列車名などが表示されていましたが、2013年10月の復活以降は無表示で運行されていました。

車体側面の様子。タキシードボディー、最近はやや黒ずんできていますが、外板の波うちなどはあまり見られず、そこそこきれいな状態が保たれています。

側面の行先表示の様子。青をバックにした表示です。

デッキの様子。号車番号、禁煙サインのほか、下になぜか「特急」のステッカーが貼られているのが興味深いです。そこまで誤乗が多いのでしょうか?(笑)

4号車 グリーン車

さて4号車のグリーン車から見ていきます。651系が登場した当時は、グリーン車の座席配置もまだ2+1が主流でした。2001年に大規模なリニューアルが施されて以来この内装になりましたが、JR東日本になってからの2+2配置のグリーン車に慣れていると、これだけ大きい651系のそれはやはり「グリーン車」としてのステータスを感じられるように思います。
写真は下り列車で撮影しています。下り61号の場合は進行方向左側、上り4号の場合は右側が1人がけになります。

車内を反対から見るとこのような感じです。照明は電球色ですが、かなり明るいため夜でもそこまで暗い感じはしません。

というわけで2人がけ席の様子。座席の付帯設備は背面テーブルとフットレスト、読書灯のみです。登場当初はテレビなど他にも珍しい設備がありましたが、何度かのリニューアルを経て全て撤去されてしまいました。
掛け心地は、横幅が非常に広いことと背もたれの高さ、及びモケットもあまり滑らないということから特に文句はありませんが、中ひじ掛けと通路側ひじ掛け(ソデ体)の長さが微妙に異なっているのは妙に気になるところです。写真だと大したこと内容に見えますが、実際に手をかけてみると思った以上に違和感を感じました。

変わってこちらが1人がけ。一人あたりの占有スペースは、近年のグリーン車の中ではかなり広い部類に入ります。フルリクライニングしてフットレストを出すと、ほぼ全身が座席によって支えられます。
モケットはそこまで柔らかくはありませんが、座席中央がフラットになってるので実際に座った感じはかなり広く感じます。これが「スーパーひたち」として運用されていた時代に、上野〜仙台間を乗り通してみたかったところです。
なお、背面テーブルの表面は大理石模様になっています。

車端部の2人がけはこんな感じ。テーブルは引き上げると下のバーによって支えられるタイプになります。慣れていないで一度展開してしまうと、元に戻すのがやや難しいテーブルです(笑)。

で、1人がけの様子。シートピッチは1160mmで他のグリーン車と同一ですが、座席の背もたれが分厚いためか、やや狭く見える気がします。

何となくこのアングルから撮影してみました。フットレストは座席本体ではなく、下の台座についています。従って座席を転換しても使えるよう、一つの台座に2つの足置き(1人がけの場合)、または4つ(2人がけの場合)足置きがあったことになります。今からすると考えられないほど、一種「非効率」なやり方にも思えますが、651系がデビューした当時はバブル時代。細かいところは気にしないという発想の現れなのかはわかりませんが、こういったところにも時代を感じると思います。

グリーン車その他の設備

天井を見上げます。普通車と機具は全く同じですが、こちらは照明が電球色になっています。

各座席には読書灯が備わります。

車内の両端には見ての通り荷物スペースが備わっています。余ってしまったスペースの有効活用にも思えます(笑)。写真は勝田寄り(下り方前寄り)の様子。

デッキと客室の仕切り扉を見てみます。ドア上にはLED表示装置と号車表示、時計、トイレの使用中表示などが備わります。
かつて「スーパーひたち」「フレッシュひたち」として活躍していた2013年3月以前は自動放送が使われており、このLED表示装置も実際に稼働していました。しかし2013年10月に“復活”してからは使用されていないようで、LED表示装置には最後まで何も表示されませんでした。なお、自動放送も使用停止されています。

そのLED表示装置のアップ。デザインはやや一昔前のものといった感じがします。3色表示でき、かつては列車案内や次駅案内の他、ときたま走行中「ただいまの速度は〇〇km/hです」などという表示もされていました。

デッキ各設備とサニタリーブース

4号車のデッキの様子です。リニューアルを経ていても登場から25年が経過しているせいか、床面などにはそれなりに年季を感じます。

かつてはこの場所に公衆電話がありましたが、携帯電話の普及もあり現在は撤去されてしまいました。電話はなくなったもののスペースはそのまま残されており、現在は主にここで電話したり、台にお酒を置いて一人でたそがれるリーマンなどのたまり場となっているようです(笑)。

4号車には車いす対応のサニタリーブースがあります。車いす対応とはいえども、現在の基準からするとかなり狭い感じがします。
トイレ脇の壁には鏡がついていますが、このデザインはかつて国鉄型の特急・急行型車両でよく見られたそれと同じです。651系がデビューしたのがJR化直後の1988年というのもあるのか、国鉄からJRへの過渡期に設計された車両であることが分かるポイントのように思います。

男性用小用トイレの様子。

項目

  • グリーン車
  • 普通車・その他

撮影日時・場所

撮影日:2014年4月13・14日
撮影場所:常磐線 水戸駅 「フレッシュひたち」4・61号 車内

モケット

(↑) グリーン車 座席モケット

(↑) グリーン車 カーテン

(↑) グリーン車 カーペット

(↑) グリーン車 背面テーブル

車両概説

デビュー年:1989年(車両)

常磐線の特急「ひたち」で使用されてきた485系の置換用として、1989年3月11日にデビュー。国鉄分割民営化の以降、JR東日本が初めて開発した特急型車両である。

車体カラーは当時としては珍しい白色となり、タキシードボディなどと呼ばれた。また最高速度は、在来線では初となる130km/hに引き上げられ、スピードアップに大きく貢献した。

編成は7両の基本編成と4両の付属編成があり、最大11両での運行が可能。いわき・仙台寄り(下り先頭)が1号車で、グリーン車は4号車。

デビュー以来、一貫して常磐線特急の「スーパーひたち」のほか、2002年以降は間合いで「フレッシュひたち」にも使用されていた。なお、2013年3月14日をもって「スーパーひたち」「フレッシュひたち」がE657系に統一されたことにより、651系は一旦引退したが、E657系の改造工事の関係で編成数が不足するため、同年10月から2015年3月までの期間限定で「フレッシュひたち」1往復で再び運用されるようになった。

常磐線から引退した651系のうち一部は1000番台に改造され、高崎線方面の「スワローあかぎ」「あかぎ」「草津」などに投入されている。

洗面台はこんな感じです。温度は調節できます。

項目

  • グリーン車
  • 普通車・その他
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