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HOME > 鉄道・バス車内写真 > 特急・急行 > 789系「スーパー白鳥」

789系「スーパー白鳥」 - 1号車 グリーン車

東北新幹線が八戸まで開業した時に、八戸〜函館を結ぶ特急列車用としてJR北海道が開発したのがこの789系です。登場以来、一貫して「スーパー白鳥」を中心に運用され続け、2011年に東北新幹線が新青森まで延伸開業した後は、新青森〜函館間に運行区間が短縮されながらも「青函特急」を担い続けてきました。その他、間合い運用で本州内のみの「つがる」や普通列車でも走った経歴があったりします。
写真は真冬の青森駅で発車待ちの789系。長らく「青函特急の“顔”」として活躍し続けてきた同車ですが、2016年の北海道新幹線開業に伴い、すでに札幌地区への転用が決まっています。そうなると、函館駅での姿もまもなく見納めになるのでしょう。今後、札幌転用時はどのような姿になるのか気になるところです。

グリーン車

ではまずグリーン車から見ていきましょう。789系のグリーン車は函館寄り先頭車の1号車に半室のみ配置されています。写真はその入口の様子ですが、ドア脇のグリーンマークはかなり控えめなサイズであり、また入口部分も特に飾り気の類は感じられません。
さすがに「さあ、グリーン車ですよ!」と言わんばかりの豪華さは求めませんが(笑)、ここはやや残念な気もしますねぇ。

車内に入ります。基本的な見た目は先にデビューしていたキハ261系をベースに、必要なところをちょこちょこ進化させたかなという感じの仕上がりです。青い革張りのモケットに青い天井と、車内は妙に「青々」した見た目になっており、やや言い方が乱暴ではありますがちょっとした深海のような雰囲気も感じられないことはありません。
そういえばデビュー当初は、革張りの座席ということもあって車内に靴屋のような革の匂いが充満していたのですが、さすがに登場から15年近くを経て、だいぶ解消されてきた気がします。「靴屋の臭い」が苦手な私でも、最近はあまり気分悪くなることなく乗車できているので…(笑)。

車内を反対から見るとこんな感じです。比較用に昼間に撮影した写真を紹介してますが、電球色の照明、深い青を基調とした座席もあいまって、昼間でもかなり落ち着きのある空間になっています。

座席は2人がけ席から見ていきます。珍しく「斜め撮り」しているのは、真横から撮影するとカメラに収まりきらなかったためです(笑)。
付帯設備は、インアームテーブルのほか、フットレスト、コンセント、可動式ピロー、読書灯が配されており、アッパークラスとして必要な設備は一通り持っています。また、背もたれ部分がかなり複雑な構造をしており、身体の形によくフィットするような形状に仕上がってます。
なお、フットレストは写真では土足面を向けた状態で展開しています。土足禁止面は後述しますが、土足面のモケットは床カーペットと同じものが使われています。

1人がけの様子。肘掛部分には木が用いられていますが、これはJR北海道のグリーン車ではよく見られる仕様です。鉄道車両の内装に木が用いられている場合、導入からしばらくすると傷や汚れが妙に目立ってくることが多いのですが、789系の場合はそういうこともなく、比較的きれいに維持されているように思います。
フットレストは写真では土足禁止面を向けています。こちらは座席と同じ革張りになっており、ささやかな差別化が図られています。

車端部の2人がけはこんな感じ。テーブルは一枚板となっています。また、フットレストは両面式となっており、表側が土足使用面(床と同じモケット)、裏面が土足禁止面(座席と同じ革張り)となっています。
座面はかなり張りが強く、ふんわり包み込むというよりかは「しっかり身体を受け止める」という方が適当な感じです。この789系、特にJR北海道線内はそこそこ揺れるので、こちらの方が理に適っているということなのかもしれません。

で、車端部の1人がけはこのようになります。この座席、リクライニングすると座面がわずかにスライドします。実際のところは正直あまり差がないといえばそれまでなのですが、グリーン車で座席がスライドするのも珍しいと思います。

窓際にはコンセントが設けられています。この車両が、まだ「携帯電話の充電器を持ち歩く」という概念がなかった頃の登場のためか、「パソコン専用」という表記が時代を感じますねぇ…(笑)。

グリーン車 各種車内設備

天井を見上げます。濃紺を配した天井はJR北海道の特急車両ではよく見かけるデザインです。何となく深海のような雰囲気を感じるのは私だけでしょうか。

普通車とグリーン車を分ける扉を撮影してみました。このドア配置は、普通席側の2+2配置を基準に作られているため、2+1配置のグリーン席では座席とドア位置が合っていません。そのためなのかは分かりませんが、2人がけ通路側のテーブル上んは目隠しのようなパーティションが設けられています。

読書灯は荷物棚下に設けられています。

洋服かけの様子。

枕は上下可動式になっているほか、枕の左右を跳ね上げられる機構も設けられています。

車端部のテーブルは大理石模様になっています。また、テーブル上にはJR北海道の特急列車でよく見かけるチケットホルダーも備わります。

項目

  • 1号車 グリーン車
  • 1号車 普通車・車いす対応トイレ
  • 2〜6号車 普通車座席
  • 普通車の各種設備

撮影日時・場所

撮影日:2016年1月18日、一部2014年2月23日
撮影場所:函館駅 「スーパー白鳥」34号 車内

座席モケット

(↑) 座席モケット

車両概説

デビュー年:2002年

2002年12月に、東北新幹線が八戸まで延伸開業するにあたり、八戸から「はやて」に接続する特急を新設するために、新規に開発された車両。車体の構造、車内設備など気動車のキハ261系、走行装置は731系を基本としている。
編成は6両が基本だが、多客期には7〜8両に増結されて運行される。

東北新幹線の八戸開業以降、長らく「スーパー白鳥」として使用されてきたほか、早朝など間合い運用で「つがる」に充当された実績もある。新青森延伸開業後は、新青森〜函館間に運転区間が短縮された。
2016年3月の北海道新幹線開業に伴い、本系列は札幌地区への転用が予定されている。

おまけ

グリーン車と普通車の境目部分を外側から撮影した様子。

>> 続いて「1号車 普通車・車いす対応トイレ」を見ていきます。

項目

  • 1号車 グリーン車
  • 1号車 普通車・車いす対応トイレ
  • 2〜6号車 普通車座席
  • 普通車の各種設備
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