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E257系特急型車両「あずさ」「かいじ」ほか - グリーン車 ![]()
「あずさ」「かいじ」で使用されていた183系の後継という位置付けで2001年に登場したのがこのE257系です。登場以来、1年あまりでそれまで活躍していた183・189系を一掃し、「あずさ」「かいじ」の顔としてすっかり定着した感があります。
車体側面の様子。車体の断面構造は先に登場したE653系を基本としています。 8号車 グリーン車 ![]() というわけで8号車に連結されているグリーン車の入り口から見ていきます。奥のドアは木目調となっており、とりあえずはアッパークラスらしい入口になっています。また、ドア上の壁は鏡面になっており、視覚的にあまり狭苦しい雰囲気は感じません。
さてグリーン車の車内になります。一応、これでもグリーン車です(笑)。
で、車内を反対から見るとこのような感じ。基本的には普通車と天井構造も変わらないため、あまりグリーン車らしさというのが感じられないのはかなり残念です。また、座席の形状を見ていただくと分かりますが、背もたれの横幅が上の方にいくにつれ狭くなっているのが分かります。かつて同区間で使用されていた183系は2+1の配置の車両もあっただけに、大幅なサービスダウンとなっているのは否めないように思います。
というわけで座席の様子。付帯設備は背面テーブル、ピロー、フットレストだけとなっており、グリーン車にしてはやけに小ざっぱりした印象です。
車端部の座席はこんな感じ。テーブルは座席ごとに独立した別個のものがついています。
ピローのアップ。上下可動式となっており、頭の高さに応じて位置を変えることができます。また、座席肩部にはキノコのようにニョキッと生えた手かけがついており、車内を立って歩く際に使うことを想定したものと思われます。もっとも、ちょっとでも手の位置がずれると座っている人の頭を直撃してしまう位置にあるため、実際に満席の「あずさ」で使うのはやや勇気がいりそうに思う今日この頃です。
通路の様子。座席は、座席下にあるペダルを踏んで回転させることができます。 グリーン車のトイレと洗面台 ![]()
9号車寄りには主にグリーン車の利用者向けの洗面台、トイレなどが備わります。実際に、普通車とは扉で隔絶されており、普通車側からはその存在が見えないように配慮されています。
で、こちらが洗面台のアップ。黒い大理石模様のパネルが使われており、それなりに高級感を感じます。お湯の温度は調整可能なほか、なぜかコンセントもついています。かつてはブルートレインの車両を中心に、カミソリ用としてコンセントがついているのが常でしたが、このE257系ではどのような使用を想定してつけられたのか気になるところです。
変わってこちらがグリーン車のお手洗いの様子。内部も木目調が使われています。 9号車 フリースペース ![]() 本来は「普通車」の項目で紹介すべきなのかもしれませんが、ページの関係でこちらで紹介します。こちら、9号車のグリーン車寄り(新宿寄り)についているフリースペースになります。かつてはこの部分は、灰皿がついており喫煙スペースとして使用されていたようですが、その後のJR東日本の特急全面禁煙化を受けて、現在は単なるフリースペースとして活用されているようです。
甲府・松本方面の進行方向右側の区画。ご覧のとおり1人がけのパイプいすが設置されています。形状やモケットは、昨今のJR東日本のジョイフルトレインでよく見かけるものに似ているような気がします。
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![]() で、こちらが甲府・松本方面の進行方向左側になる区画。こちらは2人がけ程度のパイプ椅子が窓に面して配置されています。実際は乗車中の気分転換用スペースとして設置されたようですが、「あずさ」で観察していた限りでは携帯電話スペースとして活用されているのをかなり見かけました。パーティションにより区切られているとはいえ、完全に普通車車内と隔絶されているわけではないので、電話で通話する際はあまり大きな声にならないよう注意が必要そうです。 |
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